抑えるべき心。

誰だってハッピーエンドに近い人生を送りたい。
自分の人生だから、主人公になりたい。
心を抑えたくない。


自分の意思だけではいかないのが当たり前の世。そりゃそうだ、みんなが主人公になりたいんだもの。


昼ドラの様なドロドロがあってもいいさ、だけど最後は泣き笑いでもなんでもいいから、想いを受けとめて欲しい…
自分の居場所が欲しい。
「幸せだね」って耳元で囁きあいたい、呟きたい。


かつて私の心は「居場所」をもらった
今私はその「居場所」に入れなくなった
自分で選んだコトだけど。


まるでドラマみたいな惨状を体験したのだから、ドラマみたいな結末でもいいと思うよね?…って自分尺度で誰かに問う。

もっと大変な境遇の人がいるじゃない!って?
でもそれは他人の人生で私のではないよ。私の物語じゃない。


だけど韓流ドラマのように、自分の思う幸せを掴んだら不治の病とかはちょっと勘弁。
色んな意味で私にはその可能性があるから…怖い。


今の悩みは自己中心的な考えが引き起こしている。そうじゃなければ悩まないで力強く、頼もしい存在として生きていけるに違いない。
でも…その悩みは、心は嘘じゃない。
その心がなければまた違った風に壊れてた。


今その心の行き場がない…
チョット前までは目の前に温かい手があった、いつも差し出してくれてた。そこにあってはならない手だけど、ちゃんとそこにあった。
躓きそうならすぐに支えてくれた。
まるで少女漫画のように。
心が通い合った、以心伝心。
想えば言葉が溢れた。
素敵な言葉がいっぱい溢れた。
たくさんの色が溢れた。
たくさん泣いた心が苦しいって、
私が泣けば泣いていた。



今は伸ばしても何も掴めない
両手を広げても何も感じることができない



いつも一緒にいれた人は伸ばした私の手は掴むけど、私には伸ばしてはくれなかった…。
躓いた私を見て笑ってた。

思いはいつも一方通行で、私は履歴書に市販のボールペンで一行足らずで書かれるような存在であった。
特に好きでもないのに必要だから持っているブランドバックのような存在。
リズムも色も何もなかった。
その人の心には私の居場所はなかった。



人生何が正解か分からない
幸せの形はそれぞれ
だけど、だけれど…
心が叫んでいる抱きしめてって
私の心を抱きしめてって
この想いを届けてって
居場所を下さいって





「いつか」が訪れるように
心の叫びを抑えて
今を懸命に、賢明に生きなければ。