暗。

まだ勘違いされている。
もう嫌だってだから必死の思いで、
最後の気力で行ったのに…言ったのに。


バランス。の話で乗っていた車に私はまだ乗せられているようだ…

運転手ではなく、安全の為に作られたシートベルトをがっちり占められて。
乗車人数も増えていた。


私は最短距離を知っているのに
運転手は運転が上手いし、正しいのだから貴女は黙ってなさい!と口を閉ざされる
でもやはり目的地には全然着かなくて
、それもまた私のせいにされる…


降りた。
下りた。
逃げた?

私はもうそこにはいない

そしたら、何故そこにいないの‼
戻りなさい‼


心の持ち様ったって…

必死でつくった実際の距離は現代の技術によりいとも簡単に縮められる


過保護が私を苦しめる。
増えた乗客によって運転手は
意気揚々…


でも私はもう弱くない。
弱くない。
もう同じ車には乗らない。


暗示する様に思い続ける


哀しいんじゃない
情けないのだ。