母と娘

カウンセリングで言われた私の症状…


アダルトチルドレン

とは、機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなお内心的なトラウマを持つ、という考え方、現象、または人のことを指す。Adult Childrenの頭文字を取り、単にACともいう。学術的な言葉ではないため、論者により定義が異なる場合がある。また、社会状況、家庭状況の変化にともない、意味が微妙に変化し続けている。

一般には、「からの虐待」「アルコール依存症の親がいる家庭」「家庭問題を持つ家族の下」で育ち、その体験が成人になっても心理的外傷として残っている人をいう。破滅的であったり、完璧主義であったり、対人関係が苦手であるといった、いくつかの特徴がある。成人後も無意識裏に実生活や人間関係の構築に、深刻な悪影響を及ぼしている。

wikiより。


うちの場合は…自分の理想の親を頑張ってやろうとした母、その母に応えようとした娘。な感じで愛情が無かったとか、アル中とかDVがあったとかじゃないのです。

幼心にも尊敬できる両親…周りの大人からの評価も高かったので、そんな両親に恥じない子に。そんな両親に認められたい。ってコトから始まったんでしょう。 

  私はイイコに徹するべく、子供らしい振る舞いをあまりしなかったそうで…まぁ確かに駄々をコネたり、困らせたりした記憶も特になく、それは祖母や親戚に聞いても同じでした。あなたは違ったわね…と。


叱られたコトがない訳じゃないです…父に新聞紙を丸めたやつで叩かれた記憶はあります。トラウマじゃないです。たぶん母に口ごたえをして父に怒られたんだったと思います。


周りに心配をかけない様に振る舞ううちに、感情を隠すのが上手くなったようです。

自分を抑えたり、犠牲にしたりが当たり前になり本当に周りの大人には都合イイ。

空気をよむので、やりたくない仕事は私がやってくれるという周囲の期待。


結果、本来の自分とは離れた私が生まれ、私はそれが自分だと信じ生きてきた訳です。


カウンセリングを受けたうえで振り返るとなるほどって感じですが、私は私としてやってきているので、本来の自分じゃないなんてモチロン考えたことなんてないんですよね。

自分の持っている性格っていうのもありますし。確かに殻から抜け出せないような変な違和感あったんですが、なんかよく分からないで、とにかくきたわけです。でも30年生きてきた私も紛れもなく私です。


実は、母もアダルトチルドレンのようだったんです。これは何時だろう…学生時代に母に言われたコトがあるんです。

 母はカウンセリングを受けたわけではなく、自分の生き方、行動をきちんと分析して知ろうとしてきた人なんです。母の親子関係、親戚関係は大変だったようで…偉いんです、ちゃんと自分と向き合っているんですから^ - ^

子どもに、きちんと伝えたんですから。


だから、自分がアダルトチルドレンっぽいと分かった時、それは連鎖してしまうものだから、自分で連鎖を切らなければ!と思ったようで…頑張った結果残念なことに母とは違うパターンのアダルトチルドレン症状が出てしまった訳です。連鎖しました(苦笑)


カウンセリング結果を母に伝えた時、あぁやっぱり…と落ち込ませてしまいましたが、でも、私は母の幼少期とは違って、愛情も家族の時間もタップリもらったという事実は私の中であるし、

母が一生懸命だった事も知っていることも伝え、私は「父の血が濃かったんだよ」と感謝の気持ちも含め笑って言えました。いい子ぶった訳じゃなく、素直な言葉です。

私は母が好きなんだなって改めて思えました。


母と娘。絆は強い。


いきなり出た父の血ですが(笑)

父は、優しくて子煩悩、マイペースで理論的な人。日本人より日本人ぽい外人。

父親としては鏡のような人なんです。

日本語を勉強しながら、閉鎖的な血縁関係がめんどくさい工場で←母の実家です。文句も言わず働く立派な父親です。

私が継がなかったのは、マイペースでちょっと自己中な行動(笑)好き嫌いをハッキリさせるところ。みたいてす。

これを継いでいれば…と母も言ってました。



カウンセラーにあなたは「独り」だったんです。独りで頑張ってきたんですと言われました。そんなことはない!とも思いますが、素直にそのままの言葉を受け止め、これからは素直に母に甘えたり、気持ち伝えたりして生きたいと思います。


親にとって子どもはいつまでも子ども。

遠慮なく甘えなさい。


30歳、子供らしく親に甘えてみようと思います。